オレンジ 〈柑橘系の代表選手〉

甘くさわやかな味と香りが人気

ミカン科の常緑高木。香り豊かな白い花を咲かせ、花の後に実をつけます。中国やインドが原産国と言われていますが、現在は、アメリカをはじめ世界各地で栽培されています。

スイートオレンジ(Citrus sinensis)、ビターオレンジ(Citrus aurantium)に大別され、通常「オレンジ」といって食べているものはスイートです。ビターにはお正月飾りで知られる「橙(だいだい)」があります。

ビタミン類が豊富で、香り、食味もよいことから、オレンジの実やその加工品は、世界各国で食されています。

アロマセラピーで一般的に「オレンジ」として使われているエッセンシャルオイル(精油)は、スイートオレンジの果皮から採取したものです。また、花から採取するオイルは、ネロリと呼ばれ、ビターオレンジの花から採取されるたいへん高価なものです。さらに、プチグレンという葉や枝から採れるオイルもあり、ビターオレンジから採取するのが一般的ですが、最近はオレンジをはじめ、さまざまな種類の柑橘類が原料とされています。

また、柑橘類の主成分であるリモネンという成分が、オレンジのエッセンシャルオイルには特に多く含まれています。リモネンには油脂やポリスチレンを溶解する性質があることから、エッセンシャルオイルのまま、あるいはリモネンだけを抽出して、幅広い用途に利用しています。

人への利用

世界各国で食されています。果肉は、生でそのまま食べたり、ジュースやアイスなどに加工されたりします。皮は薬味やマーマレード、砂糖漬けほか、お菓子の材料としても利用されます。

果皮から採れるエッセンシャルオイルは、フルーツそのままの甘くさわやかな香りをもつことから、多くの人に好まれます。空気清浄作用があることや、気分を明るくしてくれる親しみやすい香りであることから、芳香浴としてたいへん人気があります。リモネンには血流増加作用があり、手浴・足浴や塗布などによって皮膚温の上昇が期待でき、冷え症の方にオススメです。

そのほか、油脂を溶解する作用もあり、台所や衣類、清掃用などの洗浄剤、ネイルリムーバーやクレンジングといった市販品にも配合されています。

犬への利用

人間同様、香りの効果で心を明るくしてくれるため、エッセンシャルオイルを芳香浴に使ったり、ルームミストにブレンドしたりします。内向的な性格の犬にオススメなので、お散歩前にブラッシングミストとして利用するのもよいでしょう。

皮脂汚れを取る作用があるので、石けんやシャンプーなどに配合されたり、犬がなめても害になりにくく安全性が高いことから、フローリングワックスに配合されたりします。

注意事項

  • 子ども、妊婦、授乳中、高齢者、敏感肌の方、重疾患をお持ちの方、動物(とくに猫)へのエッセンシャルオイルの使用は、注意が必要な場合があります。専門書や専門家、医師のアドバイスを参考にしてください
  • 柑橘系のエッセンシャルオイルは、肌につけて日光にあたるとシミになる場合があるので注意してください

参考文献・サイト

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