スイートマージョラム  〈安眠・安心の強い味方〉

幸せのシンボルとして愛された花

シソ科の多年草または1年草。原産地は地中海東部の沿岸とされています。初夏に白い小花をつけます。花序がこぶ状になるので、ノッテッド(結び目のある)マジョラムとも呼ばれます。

ワイルドマジョラムの別名をもつオレガノの仲間で、香りも似ていますが、オレガノよりも甘さや繊細さが感じられます。

古代ギリシャ・ローマ時代には、幸せを象徴するハーブとして、新婚の夫婦にマジョラムの花冠が贈られたり、故人の冥福を祈って死装束の香りに使われたり、墓に植えられたりしました。また、香水、化粧品、薬剤の原料として幅広く用いられてきました。

人への利用

生のままでも乾燥させてもおいしく食べられます。イタリア料理やフランス料理に欠かせないハーブで、肉、魚やチーズなどとの相性がよく、臭み消しや煮込みの香りづけとして利用されます。オリーブオイルに浸けてハーブオイルにすることもあります。ハーブティーとしても飲用されます。

アロマセラピーで使うエッセンシャルオイル(精油)は、葉と花から採取されます。副交感神経の活性作用をもつテルピネン-4-オールを多く含有しているため、安眠をもたらしたり、不安やストレスを和らげるのに効果的とされ、芳香浴や入浴剤として用いられます。また、神経痛や筋肉痛のケア、血流促進、血圧降下を目的に、患部に塗布したり、マッサージオイルにブレンドされたりします。その他、抗菌作用も高いので、スプレー剤に配合するのも有効です。

犬への利用

抗菌作用があるので、細菌感染や傷の処置に有効です。ローションやクリームなどにして、患部に塗布するとよいでしょう。鎮静作用も高く、興奮を鎮めるのに役立ちます。また、性欲を抑える作用があるとも言われており、性衝動の強い犬を落ち着かせるのに使われることがあります。

注意事項

子ども、妊婦、授乳中、高齢者、敏感肌の方、重疾患をお持ちの方、動物(とくに猫)へのエッセンシャルオイルの使用は、注意が必要な場合があります。専門書や専門家、医師のアドバイスを参考にしてください。

参考文献

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