ジャスミン〈優雅で濃厚な香りの王様〉

女性たちを虜にする甘美な香り

モクセイ科のつる性常緑樹。アジアからアフリカの熱帯、亜熱帯地域が原産で、古代エジプトではすでに栽培されていたと言われています。16世紀の中頃からは、フランスのグラースで香料原料として大規模な栽培が行われるようになりましたが、現在はエジプトやモロッコが主な栽培地となっています。

ジャスミンは、モクセイ科ソケイ属の総称で、世界で300種類が知られています。アロマセラピーで使うエッセンシャルオイル(精油)を採取したり、お茶、お香、香水などの香料として利用されており、その香りは、とくに女性に好まれています。

夜間、甘くエキゾチックな香りを放ちながら、白や黄色の花を咲かせます。一般に、香りが強くなる夕方~早朝までの間に花を摘み取ります。

人への利用

ハゴロモジャスミンをはじめさまざまな種類があり、観賞用として親しまれています。

また、茶葉にアラビアジャスミン(茉莉花)の花の香りを吸着させて作るジャスミン茶は、中国でも日本でも花茶の代表的な存在です。沖縄では「さんぴん茶」の名で親しまれています。

エッセンシャルオイルは、非常に高価ですが、甘美でフローラルな香りはとくに女性に好まれ、香水の原料にもなります。神経バランスの調整作用があり、ストレスや不眠症の緩和に役立つので、芳香浴にオススメです。その他、キャンドルやルームフレグランスなど香りを楽しむ使い方に向いています。

通常コモンジャスミンからオイルを抽出しますが、ジャスミン茶の香りづけをするアラビアジャスミンを原料としたオイルもあり、マイルドなので、強い香りが苦手な場合は、このタイプを使うのもよいでしょう。

エッセンシャルオイルは有機溶剤を使って抽出されるため、正式にはアブソリュートと呼ばれており、溶剤残留の可能性を考慮し、積極的に肌に塗布しない傾向があります。

犬への利用

たいへん高価なことと、肌への塗布を控える傾向にあるため、犬への利用は極めて少ないと言えます。香りが強いので、芳香浴をする場合にも、人間以上に低濃度、短時間での使用がおススメです。

注意事項

  • 子ども、妊婦、授乳中、高齢者、敏感肌の方、重疾患をお持ちの方、動物(とくに猫)へのエッセンシャルオイルの使用は、注意が必要な場合があります。専門書や専門家、医師のアドバイスを参考にしてください
  • エッセンシャルオイルは非常に香りが強いので、使用濃度に注意してください
  • 香りは似ていても「カロライナジャスミン」や「マダガスカルジャスミン」など、ジャスミンではない毒性が強い植物があります。誤って口にしないよう注意してください

参考文献・サイト

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