グレープフルーツ〈甘味、酸味、苦味のハーモニー〉

心を元気にしてくれる爽やかな香り

亜熱帯を原産とする柑橘類。ブンタンとオレンジが自然交配したもので、ブンタンの特徴を多く受け継いでいます。生食の他、ジュース、ジャムなどの加工食品に用いられます。

 アロマセラピーで利用するエッセンシャルオイル(精油)は、通常、果皮から採取します。その約95%がd-リモネンという成分で、血流増加、リンパのうっ滞除去、腸の蠕動活性、抗菌などの作用があります。またd-リモネンには、アルツハイマー型の認知症の原因となるアセチルコリンの分解を抑制する作用があることもわかっています。

そのほか、ヌートカトンというグレープフルーツ特有の芳香成分に脂肪分解活性作用があるため、ダイエット効果も期待されています。

また、グレープフルーツの種から採れるエキスはGSE(Grapefruit Seed Extract)と呼ばれ、殺菌・消毒作用が高いため、安全で副作用のない天然の防腐剤として注目されています。食品や化粧品に添加されたり、口内洗浄や衛生・清掃用のクリーナー、サプリメントに配合されるなど、幅広い用途に使われています。

人への利用

なじみのある香りで、気持ちを明るく元気にする効果や空気清浄作用があるので、室内芳香に向いています。また、d-リモネンやヌートカトンのもつさまざまな作用から、植物油にエッセンシャルオイルを希釈し、マッサージオイルとしてよく利用されます。また、柑橘の爽やかで親しみやすい香りから、石けんや洗剤、シャンプーなどの香料としても人気があります。

犬への利用

ルームスプレーやボディスプレー、芳香浴で香りを嗅ぐことで、元気づけたり、食欲を促進したりするのに有効です。果実は、人間同様、好んで食べる犬も多くいます。

注意事項

・子ども、妊婦、授乳中、高齢者、敏感肌の方、重疾患をお持ちの方、動物(とくに猫)へのエッセンシャルオイルの使用は、注意が必要な場合があります。専門書や専門家、医師のアドバイスを参考にしてください

・代謝活性阻害報告があるので、ジュースとして飲んだり、精油を利用する際、薬物との相互作用に注意が必要です

・フロクマリンを含むため、肌につけた後の直射日光に注意が必要です

参考文献・サイト

・フレグランスジャーナル社 三上杏平「カラーグラフで読む精油の機能と効用」

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