ニーム〈村の薬局〉

“ミラクルニーム”の異名をもつ身近な薬効植物

温暖な場所でよく育ち、乾燥地でも成長する常緑樹で、東南アジアから中近東に自生しています。とくに原産国でもあるインドでは街中どこでも見られ、木陰をもたらしてくれたり、さまざまな薬効で健康予防や治療に利用されたりしています。何千年もの昔から人々の生活に欠かすことのできない植物で、その効能の多さから、“ミラクルニーム”とも呼ばれています。

ニームに含まれるアザジラクチンを始めとする複数の成分に虫を忌避する効果があります。日本でも園芸用の天然防虫剤として市販されています。約200種類の害虫に効果が認められており、人や動物、作物などにも無害で、安心・安全に使うことができるので、有機農業にも適しています。

がん、糖尿病、皮膚病などへの予防や治療効果も認められており、健康や美容の分野でも期待が高まっています。

外皮、木部、葉、花、種子など、すべての部分に薬効特性があります。アロマテラピーなどで使用されるエッセンシャルオイル(精油)は、種子の冷温圧搾により採取します。

人への利用

傷の治癒やニキビ、やけど、湿疹などあらゆる皮膚疾患に対し、外用、内服などで使われます。そのほか、解熱、鎮痛、整腸などにも効果があるとされています。実から抽出したオイルは、血液を浄化するとして、インドの伝承医学アーユルベーダでも利用されています。インドやアフリカなどの現地では、小枝をくわえて歯磨き代わりにしたり、医薬品や化粧品の原料として広く使われています。

犬への利用

忌避効果を利用した虫よけスプレーなどに使われます。また、小さな傷や皮膚疾患などの症状を軽減するのにも有効です。

注意事項

・子ども、妊婦、授乳中、高齢者、敏感肌の方、重疾患をお持ちの方、動物(とくに猫)へのエッセンシャルオイルの使用は、注意が必要な場合があります。専門書や専門家、医師のアドバイスを参考にしてください

・風邪を引いているときや、体力の消耗・衰弱の激しいときは使用を控えます

参考文献・サイト

日本ニーム協会公式HP・ブログ
むらかみ農園HP

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