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コラム

成人の80%が歯周病。あなたは大丈夫?

成人の80%が歯周病。あなたは大丈夫?

口の中には、数百種類、数億個以上の細菌があり、その数は肛門を差し置いて、なんと人間の体の中で最多。細菌が原因となって引き起こされる歯周病には、30歳以上の成人の80%以上がかかっていると言われており、決して他人事ではありません。ご自身のオーラルケア、今一度、見直してみませんか?

歯周病の実情とトラブル

歯周病は、細菌の感染によって、歯を支える周囲組織に引き起こされる炎症性疾患で、歯茎(歯肉)のみに起こる炎症を歯肉炎、他の歯周組織にも炎症が起こるものを歯周炎と呼びます。

歯周病で最も多くみられるのは、歯垢(プラーク)を主要原因とするプラーク性歯肉炎。歯周ポケットと呼ばれる歯と歯茎の境目に溜まった歯垢=細菌の塊が、赤みや腫れを引き起こすのです。進行とともに歯周ポケットは深くなり、歯を支える土台となる歯槽骨が溶け、やがて歯が動くようになって、抜け落ちたり、抜歯が必要となったりすることもあります。

腫れなどがあっても、初期段階で痛みを感じたりすることがないため、進行に気づかなかったり、気づいても対処を怠ることも多く、痛みを感じたときにはすでに手遅れとなってしまうことも珍しくありません。歯周病でありながら、自覚のない40~60代の人が6割前後もいるというデータもあります。

歯垢は、不十分なブラッシングや糖分の摂りすぎなどによってネバネバした細菌物質が作られ、歯の表面にくっつくことで溜まっていきます。取り除かないと堅い歯石になって固着し、歯周病を進行させてしまうのです。

歯周病は、虫歯を抜いて、歯を失う一番の原因ともなっています。現在のご自身の歯周組織の状態を知り、正しいブラッシングを行って、口内の健康を守っていきたいですね。

歯周病は、虫歯を抜いて、歯を失う一番の原因ともなっています。現在のご自身の歯周組織の状態を知り、正しいブラッシングを行って、口内の健康を守っていきたいですね。

歯周病の危険度をチェック!

「痛い」というSOSがなかなか出ず、疾患に気づきにくい歯周病。チェックリストを使って状態を把握してみませんか?チェックが多いほど、罹患の可能性や進行している可能性が高いのは言うまでもありませんが、1つでも当てはまるものがあれば、歯科検診を受けましょう。歯医者は、3~6か月に1度を目安に受診するのがよいと言われています。

プラークコントロールで歯周病予防

歯周病予防のキーワードは、プラークコントロール。歯垢の増殖を抑えて、かかりにくくする、症状を進行させないことが一番です。

歯磨きはタイミングと方法が重要

歯磨きは食後30分~1時間後にするのが最も効果的であると言われています。食後すぐは、水でゆすいで、食べかすを流しておくとよいでしょう。夜寝ている間は、唾液の分泌が減ることで口内細菌が増えるので、夕食後(寝る前)の歯磨きは、とくにていねいに行うことが大切です。

美白ブラッシング

歯垢を取り除くための歯磨きの基本は、毛先が歯周ポケット(歯と歯茎の間の溝)の隙間に入り込むように当てた状態で、1mm程度、小刻みに振動を与えるように動かすことです。歯の内側など、ブラシの届きにくい部分は、ブラシを縦に使うなど工夫して、磨き残しのないようていねいに行います。

効果的な歯磨きの方法は、「歯医者さんがレクチャー「オーラルリフレクソロジー」と「美白ブラッシング」でご紹介していますので、ご参考ください。

歯磨きだけで取り除けない歯垢は、定期的に歯医者を受診し、専門の器具で除去してもらうとよいでしょう。歯医者では、歯磨きでは不可能な歯石も取り除くことができます。

歯ブラシにも気を使おう

歯ブラシは、さまざまな特徴をもったものがたくさん市販されています。歯並びや歯の大きさ、歯茎の状態などによって合う歯ブラシは異なるので、歯科医にアドバイスをもらうのがおススメです。

せっかくよい歯ブラシを使って毎日歯磨きをしていても、毛が開いた歯ブラシでは、歯垢の除去効率は低下します。開いていない状態を100%とすると、開いた状態では、おおむね3分の2程度の除去率となるそうです(日本小児歯科学会報告)。毛が開いたブラシは、歯茎を傷つけやすくもなるので、1か月~1か月半をめやすに、新しいものに交換するのが理想的です。

電動歯ブラシ、歯間ブラシやデンタルフロスなどを補助的に使うのもよいでしょう。また、歯磨きをしっかりすることが大前提ですが、歯磨き用のペーストやマウスウォッシュを使うことで、細菌を減らしたり、歯茎をより健康に保ったりする手助けができます。成分にもいろいろ違いがあるので、確認しながら、目的や好みに合うものを選びましょう。

まとめ

適切な歯磨きによってプラークコントロールすることが歯周病予防には最も重要です。定期的に検診を受け、進行しにくいケアや初期段階での治療を心がけましょう。

参考文献・サイト

   

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